Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

〜スマホは脳を蝕む・年末年始デジタルデトックスの勧め〜 NO.253

皆様こんにちは。

 

今日は、皆さんとやってみたいチャレンジがあり

メルマガを配信します。

 

それは、年末年始3日間の【やわめデジタルデトックス】。

「スマホ(PCのネット含む)の利用時間を130分に制限してみる!」

というチャレンジです。

 

前回、「習慣化するコツは4%の背伸び」と書きましたが

これを邪魔するのはスマホとネットです。

 

しかし、仕事をしているとメール返信や調べ物で

なかなかネット利用時間を減らすのは難しいと思います。

 

そこで、この年末年始を利用しようと思った訳。

 

iPhoneを世に出したスティーブ・ジョブズが

自分の子供にiPadを与えなかったのは有名な話です。

 

なぜなら彼は、スマホ(ネット)依存の恐ろしさを知っていたから。

今日は、スマホが脳をどう変えるのか整理したいと思います。

 

【その① 鬱になりやすくなる 】

 

「脳の報酬系」という言葉を、聞いた事があるでしょうか?

ドーパミンが誘発されてワクワクする時

脳では報酬系が働いています。

 

特にSNSは報酬中枢を煽ります。

「自分が投稿したものに反応があるのでは?」

という

「これから起こり得る事を予測する時」

報酬系は活発に活動します。

 

SNSやネットでは、この「ワクワクする仕掛け」が

随所に散りばめられているのです。

 

しかしこれは逆説的に

私たちの心を蝕みます。

 

ワクワクするものには、常に触れていたいと感じますよね。

なので、スマホに触れられない時間が強烈なストレスになるのです。

 

どこにいても、10分おきにドーパミンを与えてくれるスマホがなくなれば

ストレス反応が起きます。

 

スマホを熱心に使う人ほどストレスの問題を抱えている事が多く

うつ症状のあるケースも多いのです。

 

また、SNSを多く使う人ほど孤独感が強いという研究もあります。

 

 

【その② 寝つきが悪くなる】

 

夜部屋の明かりを消してからも、スマホを見る人はたくさんいますね。

ここで問題になるのは「ブルーライト」です。

 

ブルーライトは、「メラトニン」という

眠りにつく時間を体に知らせる働きをするホルモン分泌を抑えてしまいます。

 

ブルーライトの浴び過ぎは

体内時計を2-3時間巻き戻してしまうのです。

 

また、眠りの質も低下します。

スマホが寝室にあるだけで、睡眠時間が21分短くなってしまいます。

 

免疫力を上げるには睡眠が大切。

できれば目覚ましを別に用意して

スマホは寝室に持ち込まない方がいいですね。

 

【その③ バカになる

 

スマホの利用時間と知性の因果関係を立証するのはなかなか困難ですが

「スマホは学習メカニズムを妨げる」というのが多くの研究者の意見です。

 

例えば、学校でのスマホ利用を禁止した結果、

3だと1週間長く学校に通ったのに相当する学習効果がありました。

 

また、睡眠や脳の報酬系にも影響があるので

スマホやネットの利用時間が2時間未満の子どもほど

成績が良くなっています。

 

また、スマホはドーパミンを誘発するので

「チェックせずにはいられない」状態となり

勉強の集中力が続かなくなります。

 

 

いかがでしょう。

「分かっているけどやめられない」方がほとんどだと思いますので

【意識的に】年末年始はデジタルデトックスをしてみませんか?

 

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編集後記

 

今回は、下記の本を参考文献としています。

スラスラ読めるので、スマホ利用を減らしたい方は読んでみてはいかがでしょう?

今バカ売れみたいですね。アマゾンランキングで22位でした。

 

『スマホ脳』新潮新書 アンデシュ・ハンセン著 新潮新書

 

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