皆様こんにちは。
『時効警察』と『ドクターX』が放映中なのに
先週テレビが壊れて、しょんぼりしている柊です。
今日はお金とマーケットの話。
興味ない方はスルーして下さいね。
昨年&一昨年と「投資心理講座」を受講された方は
ぜひご一読下さい。
先日、Yun Liさんという方が
「過去に米国が3回利下げした後マーケットがどう動いて来たか」
というレポートをCNBCでまとめていました。
まず、米国政策金利の推移を見てみましょう。
2008年9月 リーマンショック
2015年12月 ゼロ金利を解除。9年半ぶりに利上げ
2019年7月 10年半ぶり利下げ(これが1回目の利下げ)
2019年9月 2回目の利下げ
2019年10月 3回目の利下げ
こんな具合に、米国は2019年に3回に渡って利下げをしており
30日の米連邦準備制度理事会で、
「3回利下げした後は、もう利下げしない(かもね〜)」
と議長が発言しています
(議長の発言は曖昧にしないといけないんです)。
これを受けて発表されたのが、Liさんのレポートですね。
彼女は、前回3回連続で利下げが行われた1996年〜1998年
S&Pの騰落率の平均データ(3回目の利下げ後)を
下記のように示しています。
S&P IT関連株 66.86%上昇
S&P エネルギー関連株 24.52%上昇
S&P 工業株 23.95%上昇
S&P500 22.05%上昇
当時はITバブル崩壊前ですし
今は色々な状況も変わっていますが
投資をする際、必ず注視しなければいけないのは
各国(特に米国)の政策金利です。
今回は、この「金利」の状況を鑑みた際のレポートという訳。
思えば、2018年から2019年は
VIXショックに始まり投資家には辛抱の年でした。
これが若干報われる「かも」しれませんね。
ただ、私達は「自分に都合の良い情報だけを集めがち」です。
私のPC周りには、こんな文言も貼られています。
「2021-2023に景気後退の可能性」
「家計貯蓄率低下(2018)から2年でリセッションの可能性」
ですので、皆さんも一つの情報を鵜呑みにせずに
あらゆる角度から投資環境を把握する事が大切です。
こういう面倒な事を考えたくない方は
積み立てするのが一番です。
私も2年前に講座のネタのために始めた
「つみたてNISA」。
2018年は相場が乱高下しましたが
愚直に毎月33,000円を米株に積み立てております。
現在数万円のプラスです。
講座をきっかけに、つみたてNISAを始めた方もいると聞いていますので
その方達は、全員が似た様なプラスリターンを得ているはずです。
積み立ては、面白くも何ともないですが
この退屈さが成功の素です……。
先日、30年前からS&Pに積み立てている方とお話する機会があったのですが
初期に積み立てた額は、既に8倍になっているそうです。
ITバブル崩壊、リーマンショックを経ての8倍ですよ。
すごいですねぇ。
日本で投資の話をすると
「金融機関の回し者だ」「だまそうとして!」
と文句を言う人が必ずいます。
そういう方は、ずっと円の定期預金でもしてれば良いのです。
元本が倍になるのに1200年位かかりますけど。
一方、S&Pは年間7-9%の成長率を保っており
大雑把に計算すると、年利4%ほどで回せれば
20年で資産は倍になります。
お金に働いてもらう知識を身につけた方が
資本主義経済では必ず得をします。
が、どう資産を扱うかは皆さん次第。
私は40才なので
ここからは個別株に熱中するより
積み立てメインでやって行こうと思います。
□■──────────────────────────□■
編集後記
来週は『時効警察展』に行ってきます。
変なお土産を買ってしまいそうです。