皆様こんにちは。
このひと月ほど話題になっている、金融庁の審議会がまとめた
「老後の資金は年金と別に2000万必要」という報告書。
一昨年、昨年と私が主催した
「投資心理学講座」をご受講頂いた皆様なら
「何を今さら」
という印象を受けたと思いますが
金融リテラシーを持たない方にとっては
とても衝撃だったようですね。
まずは、金融庁の審議会のレポートを読んでみましょう。
とても優れたレポートですよ。
↓
https://www.fsa.go.jp/singi/
今回、メルマガで取り上げるのは報告書のP11。
「2000万足りなくなる」のは
「退職金が1000-2000万もらえて
かつ年金が毎月22万もらえる世帯」です。
つまり、退職金もなく
年金もこれよりもらえない世帯は
到底2000万では足りないのです。
金融庁とは別に、経済産業省も独自の試算をしており
それによると「2895万」老後には必要との事。
「退職金が出ない・年金は国民年金だけ」
という場合は、老後に必要な生活費がおおよそ1億なので
そこからもらえる年金分を引いた額が
そのまま「必要な額」となります。
ここで金融庁のレポートが
「iDECO」や「つみたてNISA」を紹介しているので
「国民に投資を促してだましてる!」という人もいますが
逆に、「iDECO」や「つみたてNISA」を使わず
「どうすれば普通の方が長期的に資産形成できるのか?」
と思います。
大雑把な計算ですが
社会人になった22才から毎月5万円を米株インデックスや
世界株式インデックスに積み立てると
60才までにはおおよそ数千万の資産が形成できます。
私は過去20年、色々な商品に手を出しました。
それで思うのは
「個人が確実に勝つには、長期積み立てが一番」
という事です。
以前「投資心理学講座」を受講下さった皆様は
すでに「ご自身のリスク許容度」と
「それに見合う投資対象」について具体的に考えましたよね。
もしまだ一歩を踏み出せていない方がいたら
とりあえず証券会社に口座を開いてみては?
安倍首相や麻生さんが、報告書に「キレている」のは
単に選挙に勝てなくなるからです。
本当、『失敗の本質』をリアルタイムで見ているようですよ。
賢い皆様は、現実を直視して
自分の将来のために動き出しましょうね。