Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

〜オプシーボとT細胞〜 NO.219

皆様こんにちは。

 

今月1日、ノーベル医学生理学賞を

がん免疫治療法を切り開いた

京都大特別教授の本庶佑教授が受賞されました。

 

私が勉強実践しているUCLAのマインドフルネスセンターでも

「免疫」というワードは頻繁に出てきます。

 

今回は、そのあたりを見ていきましょう。

 

本庶先生が研究された「オプシーボ」は

がん細胞を直接攻撃するのではなく

人に備わる免疫の働きを促します。

 

具体的には、オプシーボは

T細胞」という免疫細胞の表面にあるブレーキ役の分子にくっつき

ブレーキの働きを妨げることで、がん細胞への攻撃力を高めます。

 

本庶先生は、がん細胞が「PD-1遺伝子」に命令して

免疫細胞が働かないようにするのを「オプシーボ」を使って阻害する

という素晴らしい研究をされた訳です。

 

来月マインドフルネス講座にお越し頂く方には

軽い予習になりますが

中長期的なマインドフルネスの実践は

T細胞」の値を高い位置で安定させます

 

(根性がある方は、下記研究論文をご参照ください…)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2725018/

 

エイズ患者を被験者とした実験があります。

マインドフルネスを8週間実践したグループは

T細胞の値は高い所でキープされていました。

 

本庶教授のような医学生理学的な面と

マインドフルネスの医学的治療効果の議論がより活発になり

多くの患者さんがより少ない身体的・精神的負担で

治療ができるようになると良いですね。

 

マインドフルネスの医学的効能は

これから脳科学がより発達するにつれ

より明らかになって行く事でしょう。

  

 

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編集後記:

 

フジパンの点数を集めるとミッフィーのトートバッグがもらえるの

先月から一生懸命ためているのですが

いかんせん私と娘しかいないので、なかなかたまりません。

 

正直あまりフジパンが好きではないので

少しでもおいしく食べようと、ホットサンドメーカーを買いました。

 

私の判断は、間違っていないと信じたいです