皆様こんにちは。
私は今月から、またUCLA(カリフォルニア州大学LA校)の
マインドフルネス講座で勉強しています。
もうかれこれ4科目目です。
今回は「ネガティブ感情」を、マインドフルネスを使い
上手に扱って行く内容を勉強しています。
その中で、先生がある小話を紹介していました。
“ある夜、インディアンの長老が人の心の中で起こる喧嘩について、孫に話して聞かせました。
「坊や、体の中には2匹のオオカミがいて、いつも喧嘩をしているんだ。1匹は怒り、妬み、後悔、欲深さ、傲慢、罪悪感、自己憐憫、後悔、劣等感、嘘、愚かな自慢、優越感、そしてエゴの塊。もう1匹は喜び、平和、愛、希望、平穏さ、謙虚さ、優しさ、自愛、同情、寛容さ、真実、思いやりの心、そして信念の塊」
孫はしばらく考えて、長老に尋ねました。「どっちが勝つの?」
長老はこう答えました。「自分がエサを与えた方だよ」”
実はこれ、概念的な話ではなく
脳の「神経可塑性(かそせい)」を簡単に説明しているんです。
私達の脳は、「繰り返し使用される神経ネットワークが強化される」
という特徴があります。
だから、怒ってばかりいる人はより怒りっぽくなり
心配ばかりしている人はより心配性になる。
優しい人はより多くの事に寛容になり
平穏な人の心には、さざ波は立ちにくくなります。
自分のあらゆる感情にエサを与えているのは
他の誰でもないあなた自身。
長老の小話は、これを分かりやすく例えているんですね。
あなたはどの感情に
どれ位のエサを与えていますか?
それはあなたや周りの人を
幸せにするものでしょうか?
怒り・不安・孤独感ばかりに
エサを与えていませんか?
私はマインドフルネスの実践を通して
自分で変えられない「外部要因」に対して
「よりバランスが取れた」方法で対応する練習をしています。
中庸の心
変化の中で平穏を保つ心
これらを意識するのです。
瞑想を取り入れるのが難しい場合
「今、自分の心はどんな感情で満ちあふれているか」
と観察するだけでも
感情と向き合うのが上手になりますよ。