Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

〜No.201 ネガティブ感情 vsポジティブ感情〜

皆様こんにちは。

 

私は今月から、またUCLA(カリフォルニア州大学LA)

マインドフルネス講座で勉強しています。

 

もうかれこれ4科目目です。

今回は「ネガティブ感情」を、マインドフルネスを使い

上手に扱って行く内容を勉強しています。

 

その中で、先生がある小話を紹介していました。

 

ある夜、インディアンの長老が人の心の中で起こる喧嘩について、孫に話して聞かせました。

 

「坊や、体の中には2匹のオオカミがいて、いつも喧嘩をしているんだ。1匹は怒り、妬み、後悔、欲深さ、傲慢、罪悪感、自己憐憫、後悔、劣等感、嘘、愚かな自慢、優越感、そしてエゴの塊。もう1匹は喜び、平和、愛、希望、平穏さ、謙虚さ、優しさ、自愛、同情、寛容さ、真実、思いやりの心、そして信念の塊」

 

孫はしばらく考えて、長老に尋ねました。「どっちが勝つの?」

 

長老はこう答えました。「自分がエサを与えた方だよ」

 

実はこれ、概念的な話ではなく

脳の「神経可塑性(かそせい)」を簡単に説明しているんです。

 

私達の脳は、「繰り返し使用される神経ネットワークが強化される」

という特徴があります。

 

だから、怒ってばかりいる人はより怒りっぽくなり

心配ばかりしている人はより心配性になる。

 

優しい人はより多くの事に寛容になり

平穏な人の心には、さざ波は立ちにくくなります。

 

自分のあらゆる感情にエサを与えているのは

他の誰でもないあなた自身。

 

長老の小話は、これを分かりやすく例えているんですね。

 

あなたはどの感情に

どれ位のエサを与えていますか?

 

それはあなたや周りの人を

幸せにするものでしょうか?

 

怒り・不安・孤独感ばかりに

エサを与えていませんか?

 

私はマインドフルネスの実践を通して

自分で変えられない「外部要因」に対して

「よりバランスが取れた」方法で対応する練習をしています。

 

中庸の心

変化の中で平穏を保つ心

 

これらを意識するのです。

 

瞑想を取り入れるのが難しい場合

「今、自分の心はどんな感情で満ちあふれているか」

と観察するだけでも

感情と向き合うのが上手になりますよ。