皆様こんにちは。
今日は「つみたてNISA」を解説します。
長いですが、しっかり読むと勉強になると思いますよ。
ちなみに4/14の『お金×心理学』講座は
残席僅少ですので、検討中の方は定員に気をつけて下さいね。
https://peraichi.com/landing_pages/view/hiragirion
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(今月のメルマガ配信内容)
1.NISAとつみたてNISAの違い
2.つみたてNISAについて (← 今日ココ)
3.iDeCoについて
4.ジュニアNISAについて
1は、バックナンバーからお読み頂けます。
https://goo.gl/abhLY8
投資をしてみたいけど
「目減りしたら怖い」「いつ買えばいいか分からない」という方。
そんな方向けに国が考えたのが
「つみたてNISA」という制度です。
まず、「目減りしたら怖い」という悩みは
「20年という長期で持つ」という事で解決できます。
保有期間が「5年」しかないと、相場のサイクルなんかで
マイナスに触れることは良くあるんですが
これが「20年」となると
2〜8%のプラスリターン(投資収益率)は確実に出ます。
(2%は、かなり控えめな数字です)
MSCIコクサイ連動型投信というのに、毎月1万ずつ20年積み立てると
トータル積み立て額は240万円ですね。
仮に1998年から積み立てをスタートしていたとすると
トータル額はいくらになると思いますか...?
⇒ なんと、550万円です。
310万円も増えているんですよ。
ちなみに、1987年からスタートしていたとすると
743万円。503万円も増える計算になります。
じゃあ最悪の時期。
例えばリーマンショック直後に積み立てを終えて
現金化したとするとどうなるでしょう...?
⇒ それでも264万円。
24万円増えています。
* この場合、何も一番安いときに現金化せず
その後数年寝かせれば、きちんと百万単位のプラスになります。
積み立て開始を16年分計算した数字があるのですが
平均すると、全体で約2倍のリターンが出ます。
ここまで書いても、まだ
投資は嫌い!現預金が一番!と思う方は
もう無理に投資しなくても構いません。
お金に対する考え方は人それぞれ。
人の信念を変えるのは、私の仕事ではありません。
前回もベネズエラのハイパーインフレの例を出しましたが
私は現金だけで持っている方が
よほどリスクが高いと考えています。
日銀が掲げる物価上昇率目標2%を達成したら
単純に現金の価値は2%目減りするっていう事です。
これが20年累積して続いたら、どうなるか考えてみて下さい。
気付かない間に、せっせと節約して貯金した価値が毀損するんですよ。
100万のうち2万がなくなるのが20年つづいたら
どうなりますか?
40万目減りしますね(←単純計算なので実際はもっと減ります)
これが老後に起こったら、どんな悲惨なことになるかは
想像に難くありません。
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次に、「何を選んだらいいか分からない」という悩み。
日本には約5000本も投資信託がありますし
中にはゴミみたいな商品もあります。
金融庁はその中から
・販売手数料は0円
・信託報酬は一定水準以下
・毎月分配型投信は除外
などあらかじめスクリーニングし
対象商品を128本に絞りました。
このうちインデックス型(指数に連動するもの)が110本。
アクティブ型(ファンドマネージャーなどが売買を行うもの)が15本。
上場投資信託(ETF)が3本になっています。
個人的には
もっと絞ってあげたらいいのにと思います ^ ^;
でも、この中から
日本株だけに投資したいのか?
それとも海外と債券も組み合わせたいのか?など考えると
かなり選びやすくなるのではと思います。
最大に積み立てると、毎月33,333円積み立てられます。
これで世界各地の株式等に分散投資できるなんて
良い時代になりましたね。
なにより、「自分のために積み立てた年金は自分のものになる」
というのは、一番の動機付けになるのではないでしょうか。
つみたてNISは、昨年末時点で25万口座がオープンしているそうです。
読者様の中にも、既にお持ちの方がいるかもしれませんね。
私は楽天証券に口座があるので
このメルマガを書くに当たってそちらでオープンしました。
楽天証券の画面は、初めての方に至れり尽くせりで
取引のデモ画面もあります。
さらに親切なことに
「何選んだらいいか分からない!」という人向けに
3つくらいをパッケージして案内してるんですよ。
【積極運用向け】【堅実運用向け】【バランス運用向け】
に分かれています。
ネット証券がここまでしてくれて、それでも分からないと感じるなら
もはや投資云々より、読解力の問題では?と思うくらい
懇切丁寧に案内してあります。
私は対象商品の中から
全米株式のインデックスに連動する商品を買っています。
これで、アップルとかアマゾンとか、アルファベット(グーグル)にも
間接的に投資できてしまう訳です。
世界の時価総額トップ10を一気にカバーできます。
私はNYダウが今の高値に来るまで二回
米株の多くを売却していますから
運用資産全体のバランスを見ると
現在、米株の割合が非常に低いんです。
でも、今米国市場はある意味割高ともいえる水準だし
トランプのトンチンカンな言動のせいもあって
市場に不透明感があり
まとまった資金を投入するのは、ためらわれますね。
かといって、米株を外すという選択肢は
資産運用する上では避けたいところ。
そこでこのつみたてNISAを使えば
「タイミングを気にせず投資ができる」
というメリットがあります。
先日のようにダウが一気に$1,000暴落したときは
むしろたくさん買えますしね。
しかも、楽天証券では「毎日」積み立てができるんです。
(実は、私も知らなかった!)
だから私は毎日コツコツ米株を20年買うという訳。
他の地域のものは持っているので
とりあえず、米国の比重を増やすという感じです。
私は2月からの暴落で、ほとほと日本市場に愛想が尽きたので
今後は日本株のウェイトをかなり減らして行こうと思っています。
ちなみに
つみたてNISAの分配金再投資に関しては
注意点もありますので読んでおきましょうね。
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/3012
また、スイッチングができないのでそこも注意しましょう。
(売却は可能ですよ)
https://goo.gl/kjFtTe
では、次回は「iDeCo」について解説します。
つみたてNISAとの違いを、おさえましょう!
で、タイトルの結論です。
「つみたてNISAはやってみた方がいいですか?」
⇒ もちろんYES。
また、口座を開くなら個人的にネット証券会社がいいと思います。
操作性に不安がある方もいるかもしれませんが
今はデモ画面もありますし
ネットショッピングできる方なら、誰でもできます。
何でもやるまでが、一番億劫ですよね(笑)。
私の格安スマホみたいに…。