皆様こんにちは。
先週末、『レジリエンス×マインドフルネス』講座にお越し頂いた皆様
本当にありがとうございました。
登壇していて一番驚いたのが
講義中は和気あいあいとしているのですけれど
ほんの数分、一斉に瞑想するだけで
雰囲気がガラッと変わることでした。
凛としていて、温かい感じです。
この感覚を毎日自分の中に持てたら
どれほどの平穏が訪れるだろう、と
思わずにいられませんでした。
受講者の皆様は、週末に配信するフォローアップメールも
ぜひご参考にされて下さいね!
さて、今日は講座中にちょっと出たトピックをシェアさせて頂きます。
「瞑想は、不思議な能力を開花してくれるのか!?」
という事について。
瞑想の目的から考えると、
答えは「否」になります。
なぜなら、マインドフルネス瞑想の本質は
「何もしないこと」だからです。
ゴールは「悟りをひらくこと」でも
「違う次元にふっとぶこと」でもなく
はたまた「心を無にする」ことでもありません。
瞑想は単に
「ただ、現実と自分の心をありのままに見つめ
観察して見送る」
プロセスの連続です。
私が勉強するUCLA(米カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校)で提供される
マインドフルネス講座でも
何十回と続く一連の授業は
一貫してエビデンスベースですし
スピリチュアルがらみの不思議系は一切取り扱いません。
ただ、いちど受講生がこんな質問をしました。
「瞑想をしてから、直感が冴える気がする。
先生はそんなことないですか!?」と。
先生の答えは「ありますね〜」でした。
実は私も、それは薄々感じています。
自分は脳科学や心理学を勉強しているので
不思議系の9割は嘘だと感じています。
(全てを否定する訳ではありません...)
こんな私ですが
瞑想をすることにより、いわゆる勘は良くなっていると
感じざるを得ません。
というのも、瞑想は
感情を暴発させる「扁桃体」を沈静化し
理性を司る「前頭前野」を活性化するので
より頭がクリアになる、というシステムに帰依している
という捉え方ができます。
また、「曇りの無いレンズ」
言葉を変えると
「心の明晰さ」をもって
事実を把握する訓練でもあるので
それにより
自分の歪んだ思考が取れ
正しい判断ができることに
影響されるのかもしれません。
何を第六感と呼ぶのかはさておき
瞑想を続けることによって
今までうすらぼんやりしていたものが
研ぎすまされることはあるだろう、
というのが私の見解です。
という訳で、心身の健康のため
これからも時間を作って瞑想していこうと思っています。