皆様こんにちは。
吉高由里子さん主演の『東京タラレバ娘』
終わっちゃいましたね。
「原作とちょっと違う」という意見もあったようですが
テンポもいいし、私は毎回楽しく拝見しておりました
さて、私は仕事柄、立場的にはKEY君ですね。
だから、「ほんと、何いつまでタラレバ言ってるんだよ!」
と、たまに突っ込んでいましたが ^ ^;
そりゃ、確かに誰でも愚痴りたい時はありますけれど
ずーっとそれに囚われている人とは、正直付き合いたくないですよね。
それに第一、自分が苦しくなります。
そこで、今回と次回に分けて
この「タラレバ思考の特徴と解決法」をご紹介したいと思います。
まずは、タラレバ思考の特徴を見てみましょう。
特徴①
意識が「今」にない!
「タラレバ」というのは、基本的に過去を後悔する言葉ですが
その延長線上に、自分が選べなかった
架空の未来も勝手に想像しています。
つまり現実じゃなく、存在しなかった過去を思い
永遠にやってこない未来に意識を吹っ飛ばしているのです。
意識が「今」にない事を
「マインドワンダリング」と言います。
タラレバ思考は、「そもそも存在し得ない過去と未来」
に囚われている訳ですから、尚更厄介です。
皆さんは、一日にどれ位
過去や未来の事を考えていると思いますか?
私たちが「目の前のことを考えていない状態」は
実に日常生活の時間の43%にもなります。
「あ〜!あの時ああしていれば!」
「あの時あんな事さえしなかったら!」
という思考の人は、この割合がもっと高いのです。
意識が今にないグラついた状態だと
怒りや不安、焦りといった
ネガティブな感情も涌き上がってきやすくなります。
更に、その感情のレンズを通して見る現実世界は
客観的な事実から離れて、どんどん歪むのです。
そして、その延長線上で決断を使用と思っても
自分にとって合理的な選択はできなくなります。
(私たちは、事実をしっかり見ているつもりで
「現実に対する自分の解釈」を見ているんですよ)
このタイプの方は、マインドフルネスの実践が有効です。
特徴②
「捨てるべきもの」が分かっていない!
あっちもこっちも、手を出したがる人っていますよね。
金も異性も美しさも〜! 的な。
全部欲しがると、優先順位が分からなくなります。
決断する時は、「何を捨てるか」
自分の中ではっきりさせておかないと
いつまでも決められないんです。
そして、決めても「あぁあっちにすれば良かった」
とウダウダ考えてしまいます。
そんな方は、私も新年に毎回お伝えしていますが
その年の「テーマ」を決めると
捨てるべきものがはっきりしますよ。
特徴③
結婚や富などに、独りよがりな良いイメージばかり持っている
私がドラマを見ていて一番腑に落ちなかったのは
「何でこの子達は
『東京オリンピックまでに結婚さえすれば幸せになれる♡」
と思い込んでるの??」
という事でした。
結婚を夢見る方達には申し訳ないですけど
日本では年に22万組も離婚しています。
20代半ばの人が50才までに離婚を経験する割合は
実に35%。
しかも、一番離婚率が高いのは30代前半。
これに潜在的な仮面夫婦とかの数を比べれば
恐ろしい値になります。
「結婚して幸せになる人もいれば
不幸になる人もいる」
これが「事実」なんです。
別に、未婚で仕事に命かけたって
それは立派な一つの幸せの形なんですよ。
そもそも、「結婚さえすれば孤独じゃなくなる」
と思っている人は
「二人でいる孤独」に耐えられないでしょう。
お金については
このメルマガでもたまに書いていますよね。
人間は「慣れる」動物ですから
憧れる生活が現実になった途端
そこに幸せは感じなくなります。
それに「子供」にしたって
「子供のいない夫婦の方が、いる夫婦より幸せ度が高い」
なんて、びっくりするような調査結果もあるんですよ。
タラレバ思考が強い方は
隣の芝生がいつも青く見えがちで
自分に空想や都合の良い情報だけ拡大視してしまう人。
だから
客観的なデータを集めるクセを付けると良いですね。
では、次回は「心のバイアス」を軸に
過去・現在・未来の
タラレバ思考を解決する方法をご紹介しましょう。
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