今日は神秘的なものが大好きな方の
ファンタジーがちょっと壊れるかもしれないお話です ^ ^;
世の中には「神の声が聞こえる」という人がいますね。
例えばジャンヌ・ダルクは、田舎町に住む10代の少女でしたが
神の声を聞いて
イングランドとの100年戦争でフランスに勝利をもたらしました。
これが本当なのかどうか、知る術もありませんが
実は今、彼女が「側頭葉癇癪(そくとうようかんしゃく)」
に罹っていたのではないかと言われています。
この副作用には色々あるのですが、中には
「宗教性過剰」を示す人がいて
このタイプの人は
どんなものの背後にも霊がいるように思えたり
偶然の出来事は決して偶然ではなく
宗教的に何か深い意味があると考えたりします。
ジャンヌが聞いていた大天使ミカエル
聖ガブリエル、聖カタリナの声は
もしかしたらこの疾患によるのではないかと
現在は考えられているのです。
特に左側頭葉(ひだりそくとうよう)の不良を起こす癇癪持ちの人が
宗教的な体験を時々するとのこと。
実はこの体験は実験で作り出す事ができ
被験者に3分間、経頭蓋磁気刺激を与えると
神様を感じたり霊を見たりするそうです。
(参照:『フューチャーオブマインド』ミチオ・カク NHK出版)
世の中には胡散臭いスピリチュアルを
これぞ真理みたいに適当に書いている人が結構多くてですね
別にスピリチュアル全体を否定するつもりは毛頭ありませんが
(私も不思議な体験した事ありますし)
ぜひ、皆様にはバランスを取って頂ければと思っております。
ちなみに、
左脳の言語中枢が沈静化し
からだの境界や、空間と時間を把握する
「方向定位連合野」という場所の活動が抑制されると
「今、まさに神と一体になった!」
と感じる事が分かっています。
(参照:『奇跡の脳』ジル・ボルト・テイラー 新潮文庫)
こういう特徴を兼ね備えた脳を持つ人は
理解してもらえなかったり
変わった人と言われたり
色々と苦労も多いのかもしれませんね。
脳は知れば知るほど面白いです!
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編集後記:
一昨日、都内の江戸川区にある「読書のすすめ」という本屋さんに
行きました。こちらの代表をされている清水克衛さんは、本のソムリエ
としてTVを始めたくさんのメディアや執筆で知られる方です。
知識欲が刺激される場所なので、読書好きの皆様はぜひ一度
足を運ばれてみて下さい!全国からお客さんが来るんですよ。
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