「生きてるだけでまるもうけ」の名言でも知られる
明石家さんまさんが、
素敵な事をおっしゃっていたので
ご紹介します。
(以下、6月27日に放送された
MBSラジオ『ヤングタウン土曜日』より)
- 20代の子が「今後の安定を考えて、大丈夫かな」
と心配している様子をふまえて...
さんまさん:
「考えるのは無駄やから。安定なんてしないから、一生。
"不安定をどう生きて行こう"ってこっちゃな。
安定になろうと思っただけで、もう不安定だから」
何をもって「安定」とするかは
その人の定義次第ですし
将来何が起こるかは本人の不可抗力による部分も大きいですよね。
この「不安定さ」を受け入れる強さがあるかどうかで
必要な行動を起こせるかが変わってくるのかと思います。
更に
「安定になったところで、安定と思わないから。
月収50万あればエエのになって思うと
50万になったら、また上を目指してしまうから」
とも語っています。
さんまさんの言葉は
アカデミックな理論から見ても真理をついていまして
例えば、「この車に乗れたら毎日すっごく幸せだな~!」
と思っていざ車を所有すると、ハッピー度合いが
日を追うごとに落ちて行くんですね。
こういうのを「限界効用」と呼びます。
また、脳の側坐核(報酬を追い求める脳回路の重要な部分)は
欲しい物を一度手にいれてしまうと
興味を失ってしまうんです。
で、実は「不確実性」こそが
私たちの喜びや楽しみとものすごく関わっていたりします。
さんまさんのすごい所は
こういう専門用語を一切使わずに
誰にでも分かりやすい言葉で人の心を動かせる事です。
「安定」というのは
あくまで自分の中の定義次第なのでしょうね。
私もここ8年ほどは「自分の中の安定」を捨てる事が多かったので
さんまさんの言葉が響きます。
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編集後記:
来週の水曜夜はジェラシーマネジメントの講演に登壇するのですが
主催者様によると、定員70名の枠が1週間ほどで埋まったそうです。
皆さんやっぱりジェラシーの扱いには困っているのかな。
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