Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

柊のメルマガ   ~No.72 安定させようと思っただけで、もう不安定

「生きてるだけでまるもうけ」の名言でも知られる

明石家さんまさんが、

素敵な事をおっしゃっていたので

ご紹介します。

 

(以下、627日に放送された

MBSラジオ『ヤングタウン土曜日』より)

 

- 20代の子が「今後の安定を考えて、大丈夫かな」

と心配している様子をふまえて...

 

 

さんまさん:

 

「考えるのは無駄やから。安定なんてしないから、一生。

 "不安定をどう生きて行こう"ってこっちゃな。

 安定になろうと思っただけで、もう不安定だから」

 

何をもって「安定」とするかは

その人の定義次第ですし

将来何が起こるかは本人の不可抗力による部分も大きいですよね。

 

この「不安定さ」を受け入れる強さがあるかどうかで

必要な行動を起こせるかが変わってくるのかと思います。

 

更に

 

「安定になったところで、安定と思わないから。

 月収50万あればエエのになって思うと

 50万になったら、また上を目指してしまうから」

 

とも語っています。

 

さんまさんの言葉は

アカデミックな理論から見ても真理をついていまして

 

例えば、「この車に乗れたら毎日すっごく幸せだな~!」

と思っていざ車を所有すると、ハッピー度合いが

日を追うごとに落ちて行くんですね。

 

こういうのを「限界効用」と呼びます。

 

また、脳の側坐核(報酬を追い求める脳回路の重要な部分)

欲しい物を一度手にいれてしまうと

興味を失ってしまうんです。

 

で、実は「不確実性」こそが

私たちの喜びや楽しみとものすごく関わっていたりします。

 

さんまさんのすごい所は

こういう専門用語を一切使わずに

誰にでも分かりやすい言葉で人の心を動かせる事です。

 

「安定」というのは

あくまで自分の中の定義次第なのでしょうね。

 

私もここ8年ほどは「自分の中の安定」を捨てる事が多かったので

さんまさんの言葉が響きます。

 

 

 

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編集後記:

 

来週の水曜夜はジェラシーマネジメントの講演に登壇するのですが

主催者様によると、定員70名の枠が1週間ほどで埋まったそうです。

皆さんやっぱりジェラシーの扱いには困っているのかな。