Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

  ~No.39 いちばん手放したくない時が、手放すタイミング〜    

普段はのほほんと暮らしていても

たまに波風が立つのが人生ですよね。

 

でも、そんな時「手放す」ことを知っていれば

よりよい道を選択できます。

 

私が今まで特に手放すよう意識して来たのは

 

「恐怖」と「孤独感」です。

 

 

娘が10ヶ月の時、夫との深刻なトラブルで別居した時。

 

「この子が血縁のある父親と暮らす権利を私が奪っていいのか?」

 

「たった一人で、子供を育てていけるのか?」

 

「これから私を襲ってくるであろう、色々な困難に一人で立ち向かえるのか?」

 

etc......

 

挙げればキリがないんですけれど、

 

その恐怖がピークに達しているときほど、それを手放さないと

自分が行くべき道が見えなくなってしまいます。

 

なぜなら、その恐怖は事実を表している訳ではなくて

大抵が歪んだ現実を映しているからです。

 

その恐怖を手放せば

どれだけの自由が手に入るでしょうか。

 

何かを捨てないと、絶対に新しい何かは入ってきません。

 

その時、自分の心を巣食うモヤモヤしたものやドロドロしたものを

意識的に追い出してしまうんです。

 

何かに執着しそうになった時

手放す事によって何かを失いそうだと感じた時ほど

手を開く時なんです。

 

私達は誰だって今、手にあるものが最高だと思ってしまいます。

 

最高でなくとも、ゼロになるリスクより今何か「ある」という事に

安心してしまうんです。

 

これを脳科学的に見ると、原始的なレベルで組み込まれているので

そう感じてしまうのは仕方ないんですよね。

 

でも、私達は「思考」する事ができます。

 

だから、何かを手放したくない、手放すのが怖い

と感じた時は

事実を徹底的に分析して、本当に手元には何も残らないのか

逆にどんな素晴らしいものが入ってくる可能性があるのか

考えてみて下さいね。