皆さん今日は。
今日は「出来事の意味付けが感情を生む」という事実を
地で行く記事を見つけたのでご紹介します。
海外に行く方はおなじみですが、例えばアメリカでは
レストランに入ると、料理代金合計の10-15%を
「チップ」としてウェイターに渡す習慣があります。
チップの額は客が自由に決められるので
大抵いいサービスをしてくれると多目に
悪いサービスだった場合は少額なります。
しかし、アイオワ州に住むシュルツ夫妻は
最悪なレストランサービスに1万円以上のチップを払ったそうです。
シュルツ夫妻が土曜の夜に出かけたレストランは人員不足で
12ものテーブルをたった1人のウェイターが担当していました。
水が出てくるのに20分、前菜が出るまで40分
そしてメインが出てくるまで1時間以上も待たされたそうです。
レストランにいた客達は、レストランを馬鹿にしたり
なんて悪いサービスなんだと不平を口にしていました。
だったら何でこの夫妻は1万円以上のチップを払ったのでしょう?
夫妻の飲食代は$66(約7000円)ですから、せいぜい$8も払えば十分です。
慣例の12倍も高いチップを払った訳とは…
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夫妻の心を動かしたのは、手が回らないながらも
一生懸命真摯に料理をサーブしていたウェイターの姿でした
「夫に言ったの。これ、昔の私達みたいねって。私はウェイターの仕事は好きじゃなかったけど、全てチップを稼ぐためにやってたの。このウェイターはこんなに客を待たせたら、今夜はほとんどチップを稼げなくなってしまう。だからこんな時こそチップを渡したら、彼だけじゃなく、私達も気分が良くなるんじゃないかって」
そこでレシートに手書きでこうメッセージを添えて
$100のチップを渡しました。
「あなたの気持ちが分かります。
これから機会があれば、あなたも誰かをハッピーにしてみてね」
このストーリを読まれて、どう感じましたか?
私は、「自分だったらチェックのチップ欄に$5って書きそう…」
と思い、そんな自分のちっちゃさが嫌になり、恥ずかしくなりました ^ ^;
普通の人はですよ、この状況で
「こっちは土曜の夜を楽しく過ごそうと思って外食に来たのに、頼んだ料理はさっぱり出てこないし散々だ!」
と頭に来て文句ブーたれる訳です。
でもシュルツ夫妻は、
「長時間待たされた」
という出来事は他の人と共通しているものの
「このウェイターを元気付けて、自分たちもハッピーになろう」
という道を選んだのです。
出来事それ自体は変えられませんが
それをどう解釈するかは
自分の見方や行動によって変えられるのです。
夫妻の場合、ともすると最悪な土曜の夜になりそうな所
「ウェイターもハッピーになっただろうし、一生忘れられない
夕食になったネ!」と自分達まで嬉しくなる想い出に変えたのです。
このような思考や行動ができると、人生を自由に泳げるようになります。
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編集後記:
9/30、渋谷の文化村で舞台「火のように淋しい姉がいて」
を鑑賞してきました。
出演は大竹しのぶ、宮沢りえ、段田安則など実力派ぞろいです!
何と言っても宮沢りえが本当に素晴らしかった。
今度はチェーホフの舞台もするそうなので
また見に行きたいと思います。
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