Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

柊のメルマガ     ~No.33 ベジタリアンは鬱になりやすい?~

今日は「セロトニン」のお話です。
セロトニンは「心の安定」に大きな役割を果たす
脳の神経伝達物質です。

これが不足すると
イライラする、落ち込みやすくなる、やる気が出ない
眠れない、依存症になりやすい
などの症状が出てきます。

でもこのセロトニン、食べ物には入っておらず
トリプトファンという必須アミノ酸から合成されます。

[補足]
体を作っているたんぱく質は
約20種類のアミノ酸から構成されていて
20種類のうち11種類は体内で合成できますが
残りの9種類は合成できないので
食べ物から摂る必要があります。
トリプトファンもこの合成できないアミノ酸の1つです。

成人は、1日120mgくらい摂取するのが目安です。
で、このトリプトファンは野菜や果物にはほとんど含まれず
肉、魚、乳製品、アーモンド、炭水化物などに多く含まれます。

つまり、野菜ばかり1週間食べるダイエットとか
炭水化物を限りなく0にするダイエットは
情緒の安定という側面から考えると
好ましくないのです(体重は減るのですけれど)。

具体的な含有量はこんな感じです↓(食品100gあたり)
バナナ 10mg
牛乳 42mg
チーズ 291mg
肉類 150-250mg
白米 89mg
アーモンド 201mg

夜寝る前にホットミルクを飲むと良いと言われるのは
セロトニンの分泌が促進されるからですね。

私も一時期マクロビを試していたのですが
マクロビ・ベジタリアンは動物性食品を食べないので
鬱になりやすいのだそうです。

植物性のタンパク質は吸収率が低く
牛乳200ccと同じ量をとるには
ほうれん草20束食べないといけません。
(ちなみに女性の場合、動物性タンパク質をとらないと
シワになりやすく、くすみも出やすくなるそうです)

人の食習慣はそれぞれで
一番他人に口出しされたくありませんが
何事も「中庸・ほどほど」が肝心かと思います!

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編集後記:

最近、カフカの『変身』を読んでいます。
主人公が朝起きたら大きなクモになっていた
というトンデモストーリーなのですが、
100年前に書かれているのに関わらず
読み手が色々な状況に置き換えて楽しめるので
お勧めです!kindleをお持ちの方なら
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コメント: 1
  • #1

    Randa Heppner (土曜日, 04 2月 2017 06:24)


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