Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

日本の若い世代は他国より20%も悲観的?

昨日発表された2014年「子ども・若者白書」は、日本人にとってはかなりショッキングな内容でした。

日本の若い世代は、世界と比べていくつかの項目が20%程も悲観的なようです

(以下時事ドットコムのサイトより引用)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014060300137

 調査は2013年11~12月に日米韓と、英国、ドイツ、フランス、スウェーデンの計7カ国で実施。各国で13~29歳の男女約1000人を対象にインターネットで行った。

「自分の将来に明るい希望を持っているか」と尋ねたところ、「希望がある」「どちらかと言えば希望がある」と答えた人が日本は61.6%にとどまり7カ国中最低で、他の6カ国(82.4~91.1%)を大幅に下回った。



 「40歳になったときに幸せになっている」と答えた人は日本が66.2%で最下位で、他の6カ国は81.6~87.4%だった。

「自分自身に満足している」「自分には長所がある」と答えた割合も、日本は7カ国中最低。自分に自信が持てず、将来についても悲観的な日本の若者像が浮き彫りとなった。 
(引用終わり)

特に気になったのが最後の項目です。

自分に自信が持てないというのは、感情をコントロールするのに圧倒的に不利。


人の評価=自分の評価となってしまうので、理不尽ないじわるや心ない一言がそのままダイレクトに胸に響いて、必要以上に落ち込んでしまうケースもあります。

また批判を恐れる余り、次の一歩や正しい事をする勇気もなくなってしまうでしょう。

それになにより!
「将来幸せになっている」と感じられないと言う事は、
将来幸せにはなれないんですよ。

自分で自分の信念に都合の良い情報だけ
私達は脳から取り入れていますからね。

私達の思考は、かなり偏っていて
現実を全て把握しているようで
ごく一部の情報しか得ていないんです。

幸せになれないというフィルターをセットしてしまったら
そういう情報しか入って来なくなるんですよ。

むやみやたらにプライドが高いのも厄介ですが、それにつけても自分で自分の良い所を見つけられないと、しなくていい苦労を背負い込んでしまう可能性もあります。

きっと若者だけのせいじゃないんですよね。
そう感じさせてしまっているその上の世代が変わらないといけないんでしょう。

明日は20才前後の皆さんに、怒りと不安のコントロールをお話する予定なので、彼らに何らかの気付きを与えられたら良いなと思います