Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

柊のメルマガ ~No.7 自分の悩みを軽くする方法~

 

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~No.7 悩み多き人はLeaders見てみれば ~

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昨夜からTBSで、トヨタ自動車の創業をモデルに

国産自動車開発に携わった不屈の人間ドラマを描く

Leaders』が放映されています。

 

http://www.tbs.co.jp/LEADERS2014/

 

何か悩みや不安を抱えている方は、

このドラマを見たらいいですよ。

 

何でかって、現代の日本にいる限り、

太平洋戦争前後の人達が舐めた辛苦に比べたら

自分が抱えている悩みやストレスなんて

単なる慰み程度にしか思えなくなるからです。

 

幸せや不幸せというのは、

絶対的な尺度はなく

他人との比較によって決まりがちです。

 

Leaders』の主人公 愛知佐一郎(トヨタ創業者の豊田氏がモデル)

昭和初期、誰もが国産自動車を作るなんて夢のまた夢と思っていた頃

「日本の産業には自動車が必要不可欠だ」

という信念のもと、技術者を集めて自動車作りを開始します。

 

しかし当時の日本の工業技術は欧米より数十年遅れており

誰もがその試みに反対。

 

しかし佐一郎の理念のもと、

日本の産業を変えてやるんだと堅い結束に結ばれたスタッフは

数年をかけて最初の1台を完成させました。

 

そしてやっと自動車の量産が視野に入ってきた頃

時代は戦争に突入します。

 

ある社員は戦争へ行き、

そして会社も軍用トラックへの方向転換を余儀なくされます。

やっと立てた自動車工場も、戦火によりその1/4を消失。

 

更には戦後日本を襲った猛烈なインフレ。

それに伴う大幅な金融引き締め。

 

自分では抗う事のできない時代の荒波に

これでもかという位のまれていきます。

 

それでも佐一郎は諦めませんでした。

いつか日本の自動車が世界に輸出され

それが日本の中核産業になる未来を信じていたんです。

 

* ゜゚** ゜゚*

 

今と昔の環境を比べたって意味なくない?

と思う人もいるでしょう。

 

でも、今の貴方の悩みを

戦中戦後、地獄のような体験をした人に話したら

きっとこう言われますよ。

 

「で、悩みは何?」

 

* ゜゚** ゜゚*

 

ドラマを見て痛感したのは

 

私は今まで

何てしょうもない事にムカついたり

泣いたり 不安になったりしてたんだろう

という事です。

 

でも比較する対象が現代の日本だと

それが本当に深刻な悩みに思えてくるんですよ。

 

生ぬるくて恥ずかしくなりました。

何甘ったれてんだよ、と思いました。

 

私たちがこの生活を享受できているその底には

先人達が血を吐くような思いで

築いてくれた土台があるんですよね。

 

現代の私たちの想像を絶する

困難を乗り越えて来た人達の生き様からは

大きな勇気をもらえます。

 

昔と今を比べて

今の自分は恵まれているわ、

という優越感に浸るのが目的ではありません。

 

私が歴史書をいつも読み込んでいるのは

そこに先人達の強さを見るからです。

 

* ゜゚** ゜゚*

 

悩みの大きさは、自分の主観的な認知

によって変わります。

 

歴史を学んだり、このドラマを見たりすれば

貴方が抱える

悩みやストレスの形・捉え方は

劇的に変わると思いますよ。

 

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編集後記:

「官僚たちの夏」といい

TBSが作る骨太のドラマはすごいですね。

こういうの学校でも見せたらいいのにと思います。

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