Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

理不尽な事をされると言い負かさずにいられない!!


"自分の事を間違った風に取られたりすると、どんな小さな事でもフェアにしないと気がすまなくて、冷静さがどこかにふっとんで相手を罵倒したり暴力に訴えたりしてしまいそうになる"

という悩みをオンライン投稿サイトに寄せていたのは米国人の男性。

"人を言い負かそうという思いに取り付かれるのは建設的じゃないと分かっているけれど、自分が理不尽な事をされてそれをそのままにしておくのは、相手に自分を踏みつけられるような気分になる。やり返さないと自分が相手にコントロールされてるように思えてムカつく"

との事。

この男性に限らず、自分がフェアじゃない扱いを受けたらその恨みをどうにか晴らしてやろうと考えるのは、悲しいかな人の性です。

このような時、目の前には2つの選択肢があります。

①相手と徹底的にやりあうか

②戦いから降りるか


です。

もし「これだけは絶対に譲れない!!」と感じるならば、感情の相当なアップダウンを今後数ヶ月感じる事を覚悟で、時間と労力をかけて徹底的にやり合えばよいでしょう。

誰ふり構わず自分の立場の正当性を力説し、味方の数を増やせば相手をギャフンと言わせる事も可能かもしれません。

そしてザマーミロと優越感に浸れるかもしれない。

一方で、今日この時を境に、その戦いから降りる事も可能です。

「好き勝手な事言ったりやったりしてくれてるけど、あなたにそんな事されても私はどーってことないわ。そのかわりあなたとは今後関わらないから、そういうことで」

という感じで。


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人生は理不尽な出来事に囲まれています。

時として、正当な側が勝利しない事もある。

残念で悔しいですが、事実です。

自分が客観的に見て正当な立場に立っていて、それをコテンパンにやっつけられたり、ありもしない事を言われたらそれは腹が立ってしょうがないでしょう。

ただ、そこで「周囲に自分の正当性を理解させなきゃ!!だって私はこんなに理不尽な目に遭っている!相手が間違っていると示してやる!」
と意気込む前に、考えて頂きたいのです。

ーその怒りにあなたの人生をかける価値はありますか?



相手を憎み、復讐しようと考えることであなたの心にどれだけのダメージを与えるでしょうか。

それより、戦いを降りた方が楽な場合があります。

「自分の正当性を主張しなければ負けだ」

と肩肘をはらずに、「言いたい奴には言わせておけ」と我関せずの態度で流してしまってよいのです。

無意味な戦いをしない事は、「あなたが負けた」という意味ではありません。