Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

石川県教育委員会でもアンガーマネジメント

今年は長崎県教育委員会、岩手県教育委員会に続き、石川県教育委員会でもアンガーマネジメントが取り入れられました。

 

以下富山新聞からの抜粋です:

 

石川県教委は来年度、体罰の防止を目指し、感情をコントロールする技術を教員に習得 させることを決めた。ついカッとなって起こる暴力行為をなくすため、怒りを制御する心 理トレーニングを取り入れる。「腹が立ったら6秒我慢」「イライラ度合いを点数に」。 科学的根拠に基づく手法を現場の教員に実践させるため、本格実施を前に来年1月、専門 知識を持った職員の養成に乗り出す。

 

 県教委が着目したのは「アンガーマネジメント」と呼ばれる1970年代に考案された 米国発の手法で、アンガー(怒り)を制御することを狙いとする。教育だけでなく、企業 や医療・福祉機関、スポーツ選手など幅広い分野で注目を集めている。

 

 県教委は今年1月に発覚した大阪市立桜宮高の体罰問題を受け、体罰防止に本腰を入れ 始めた。具体的な課題の一つに「感情のコントロール」を掲げ、今年7月と12月、メン タルトレーニング研修会を加賀と能登で開催した。参加者からは「考え方一つでイライラ を解消できると知った」などと好評だった。

 

 こうした声を受けて来年度は取り組みを拡大することにし、まずは現場で働く教員の指 導役を養成する。来年1月に県内教育事務所などの指導主事6人を日本アンガーマネジメ ント協会(東京)に派遣し、アンガーマネジメントの講座を開設できる資格を取得させる 。

 

 県内では2012年度、体罰をしたとして戒告や訓告などを受けた教員が24人で、前 年度の3人から大幅に増加した。県教委は「体罰をやめるよう呼び掛けるだけでは不十分 だ」(教職員課)としている。

 

(抜粋終わり)

 

体罰がいいか悪いかの議論ではなく、どうやったら体罰をせずに子供達を導いていけるのか、そちらの議論が必要です。来年はより多くの教育委員会でアンガーマネジメントが取り入れられていくでしょう。