私が書いております、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会のブログ記事からの抜粋です。
なかなか気付かないポイントですが、心にある考えが浮かび、また感情が湧き出たとしても、それイコール事実とは限りません。私たちの思考や感情は、自分にとっては事実の「よう」ですが、常にそうではない、と心の隅に覚えておく必要があるのです。
例えば「私には親友なんて一生できない!」という考えは、「あなたには一生親友ができない」という事実ではありません。
感情を整理する時には、状況、考え、感情、振る舞い、事実を表にしてみると分かりやすくなりますよ。
1.状況 今日は早く帰るといった夫が、また12時を過ぎても帰って来ない。電話もつながらないし、メールも返信がない。
2.考え本当は仕事じゃなくて浮気をしているんじゃないか?ここでしつこく問いただしたら夫に嫌われるかも?
3.感情怒り、不安、混乱
4.振る舞い夫が返ってきたらキツイ口調で何をやっていたか問いただした。
5.事実結局夫は今日中にあげなければならない仕事があり、会社に残っていただけだった。
いかがでしょうか?特に「怒り」の感情は、自分の価値観や思い込みによって事実を大きくねじまげて解釈しがちです。
意識しないと、つい「感情や考え=事実」と捉えがちになりますので、ぜひこのエクササイズをやってみて下さいね。
参考文献Van Dijk, Sheri. 2013. Don't let your emotions run your life for teens: New Harbinger Publications.
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