私が書かせて頂いている日本アンガーマネジメント協会のブログより、ビデオゲームとアンガーマネジメントについてご紹介いたします ^ ^ ↓
ボストン子ども病院では、子ども達の怒りをコントロールするためにビデオゲームを取り入れているそうです。
対象者は9才から17才の深刻なアンガーマネジメント問題を抱える子ども達で、調査ではこのグループを二つに分け、両方のグループは典型的なアンガーマネジメントプログラムを受講させたのですが、一方に"Rage Control(爆発コントロール)"というビデオゲームを取り入れたそうです。
このゲームでは、プレーヤーの指に心拍数を測るモニターを付け、その値が高くなりすぎると敵の宇宙船を撃ち落とす力が弱まってしまいます。そしてその力を回復させるためには、冷静でいなければなりません。結果アンガーマネジメントが上手になってきます。
この調査を行ったジョセフ教授の言葉です。「深刻なアンガーマネジメント問題を抱える人達は、脳で認知を司る部分と、感情を司る部分の連携が弱いのですが、このゲームで勝つには両方の部分を同時に使わなければなりません」
しかしビデオゲーム全てが良いのではありません。以前こちらのブログ記事でもお伝えした通り、暴力的なTVゲームは要注意です。
2000年、アメリカ心理学協会は「特に若い年齢ほど、長時間暴力的なゲームをすることによって日常生活でも暴力的な振る舞いが増える」と研究発表しています。更にほんの少しその種のゲームをしただけでも、全てのタイプの人が一時的に暴力的になってしまうとのことです。
戦闘物のゲームで自分のキャラクターをゲームの中で殺され、父親が息子の首を絞めて逮捕される事件もありました。ゲームをする時は、中身をしっかり選んで楽しく遊んで下さいね。
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