娘はモンテッソーリ教育の私立保育園に1歳から通っています。
今日は、月に一度の保護者を対象とした勉強会がありました。
モンテッソーリ教育を理解する上で一つのキーワードがあります。
それは「敏感期」。
例えば赤ちゃんが唇をブーッとするのは、「言葉を話したい」という気持ちがギリギリまで高まっている敏感期であり、3歳くらいの子が「これは何て読むの?」としつこいくらいに聞いてくるのは「文字」の敏感期。
実はこの「敏感期」を理解することで、子育てのイライラがかなり軽減できそうなのです。
子供は「同じ動作を繰り返し」やりたがります。
例えば、「コップに水をくんで、捨てる」という動作を何十回。
水道代もかかるし、汚れるし、親にしてみれば単なるイタズラに見える訳ですが、これは子供にとって日常生活の基本運動(座る、立つ、めくる、注ぐ、しぼる、折るなど)の練習でもあるのです。
なので親は、自分の子が今どの敏感期にあるのか理解するように努めなければいけません。
そして「そこは違う」など、言葉で子供の行動を訂正しながら教えることはせず、子供自身の中にある「自由」を与え、満足するまでやらせてあげるのがポイントなのだそうです。
園長先生いわく、「子供にもその子自身の秩序がある。」
泣いたりダダをこねるのには理由があるので、大人はその理由を理解する必要があり、きちんと言葉で説明すると、子供は理解するそうです。
逆に頭ごなしに怒ると、その子の秩序が壊れてしまい、泣き止むどころか収拾がつかなくなってしまいます(うちはいつもこのパターン)
なるほどね~、と感心しながら聞いていた私。十分理論は分かっていたハズですが、、、娘が皆の前で「ピッチャーから水をコップの決められた線まで注ぐ」というデモンストレーションをやっていた時、調子にのって何回もやっていたら見事にピッチャーを倒してしまいました!
私は思わず「何やってるのよーっ!!ちゃんと見てないからこぼすんじゃないの〜」
と余計なひとこと。
でも先生は
「大丈夫。大丈夫。雑巾で拭こうね」
と優しく諭してくれます。すると、私の言葉におじけづいてしまった娘は、雑巾を出してきてテキパキ掃除を始めました。
大人だって最初から大人だった訳じゃないですからね。第一、わざとやった訳じゃないのに親にガミガミ怒られては、子供がかわいそうです(日々反省。。。)
親から見てイライラする事も、実は子供の成長にとっては必要不可欠な事がほとんどなのでしょうね。
感情で怒るのではなく、理性で注意ができるようになりたいですね
コメントをお書きください