私が書かせて頂いているアンガーマネジメント協会のブログ。
今日は海外サイトから興味深い記事を見つけました。
それは「子どもの躾に体罰はどんな影響をもたらすのか」というテーマ。
大事な内容なので、書いた記事をこちらにも転記しておきます↓
英語の諺に”Spare the Rod and Spoil the Child”というフレーズがあります。「ムチで打たないと子どもがダメになる」という意味ですが、諺とは逆に定期的に子どもを叩くのは、子どもの心に様々なネガティブな影響を及ぼすようです。
以前にも身体的、性的虐待と心の病気のつながりは発表されていましたが、今回カナダで行われた大規模な調査では、「それほど」深刻でない躾のためにしている体罰が、
子どもの心に与える影響にフォーカスしました。
調査によると、子どもを叩く、平手打ちする、つかみかかるという体罰は子どもに不安、うつ、酒や麻薬などの常用癖、人格障害にかかる可能性を高めてしまうとのこと。
研究者は、精神的な病気の7%以上は子どもの頃の体罰と深く関わりがあると発表しています。
この意見には親の間でも賛否が別れています。NYに住む母親の1人は「子どもが小さいうちなら、体罰は必要よ。
もちろん体を叩くというのはセンシティブな事だけど、
家族の中に愛があって、家庭は安全な場所だと子どもが感じているなら、効果はあると思うわ」と語っています。
一方で「体罰は良くない。暴力の連鎖を生むだけだから」
と話す親もいます。
実際、研究では
「体罰は子どもの振る舞いを良くするどころか、攻撃性を高めるだけ」
と発表されているのですが、北米では実に10人中4人の親が「体罰は違法ではない」と考えているのです。
専門家はこう指摘しています。「親は体罰が子どもに教訓を与えると思っているけど、多くのネガティブな影響を与えるだけだ。ポジティブな動機付けとか、そういった技術を学ぶべきだよ」
~ここまでが協会の記事~
「顔じゃなくて手だからいい。お尻だからいい」
と言っても、実際「叩く」という行為には変わりありません。「怒る時ほど丁寧に、言葉を選ぶ」必要があるんです。
叩いたら相手に「伝える」というより、恐怖でコントロールする事になります。
それって親と子どもにとってほんとに幸せなんでしょうか?
私は小さい頃、それがどんな理由であれ、「泣く」と父親に叩かれました。
父親は「子どもは親が死んだ時しか泣くべきではない」
という強烈なコアビリーフを持っていて、私の涙がトリガーになって叩く訳です。
小さい頃はそれはそれは怖くて仕方ありませんでした。
抵抗できない時はそれで子どもをコントロールしている、と思ってしまいますがそれが通用するのはせいぜい小学校中学年くらいまでではないでしょうか?
大体叩くと、大量のアドレナリンが出て来て筋肉の血流量が増えます。
一発殴ると、もう一発殴らないと気が済まないんです。
体の仕組み的に。
そんな状況で冷静に「躾」とか言っていられるでしょうか?
私は子どもを叩く躾には、反対です。
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